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2019-04

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スティル・クレイジー (1998年/英)

最近、身内でバンドを結成しようと画策している者がいることから、急にこの映画を観たくなった。
この映画は、あくまで元有名バンドの再結成をめぐる騒動を描いたもものではあるが、結成への思いや、メンバーそれぞれのジレンマ、音楽に対する情熱、メンバーの欠員など、相通じるものがあり、映画の終わりでは、きっと胸にグッと込み上げてくるものがあることだろう。


1977年、伝説のウィズベック野外ロック・コンサートを最後に解散した人気バンド――ストレンジ・フルーツ。
それから20年の歳月が経ち、不本意ながらコンドームのセールスマンとして働いているキーボード奏者だったトニーのもとに、ウィズベック20周年記念フェスティバル参加への誘いが持ちかけられる。
彼はバンドの再結成を決意し、さっそく昔の仲間を探し始めるのだったが、かつてのマネージャーは堅気になって地道に働いており、ギタリストは仲間との不仲を気にし、ドラマーは借金取りに追われ、ヴォーカルは負け犬根性が染み付いており、極め付けに、天才ギタリストと称されていた一人はどうやら、もうこの世には居ないようだった。果たして“伝説のバンド”は復活するのだろうか......!?

このような音楽映画は上手くまとめるのが意外と難しい。
音楽に下手に重心を置きすぎると、流れが悪くなるし、展開ばかり気にし、軸となる音楽をそっち退けにすると、感動が得られない。
その点で、この映画は非常によくまとまっていると思う。
集まってみたものの、最初はメンバーの気持ちもバラバラで、久しぶりの演奏はひどいものだった。
しかし一人一人が問題を解決していき、バンドとしての演奏を上達させていく過程がコメディタッチでテンポ良く描かれ、その時々に適切に音楽を織り込むことで、自然と演奏シーンを受け入れさせてくれる。
単純な物語が功を奏した、といった感じである。
単純ということは、決して悪いことではない。こういったハイテンションなエンターテイメント作品は単純だからこそ、気負うことなく楽しめる。その逆の例が、派手な味付けに拘り、話を矛盾だらけのものにしてしまうハリウッド映画に多々見られることだろう。

そしてキャストがツボに嵌ってくる。
結局恋愛においては道化に他ならなかった男・トニーを哀愁たっぷりに演じたスティーブン・レイ。
マルサの女(死語?――でも宮本信子に似ている)に怯える太っちょドラマーを演じたティモシー・スポール。
バカでナルシストで気分屋といった、とんでもない性質の持ち主にも関わらず、どこか憎めないヴォーカルを演じたビル・ナイ。
こんな奴等が集うのだから、バンドはクレイジーに違いない。そして映画は面白いに決まっている。
ロックの名曲とともに、お楽しみあれ!
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● COMMENT ●

リンク、サンクスです。
パッと見、知らない映画ばかりかと思われ・・・(汗・笑)
さすが文章うまいですな!
ではまた。

最近マニアックなB級映画ばかり紹介しているので、知らなくても全然気にすることないですよ!
むしろそれが普通ですね(笑)


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晋撰堂

Author:晋撰堂
晋撰堂は京極夏彦の京極堂シリーズにかぶれていた頃に命名。
自分の名前にも由来していますが、文化的娯楽作品から気が向いたものを取り上げてレビューを書いていこうと思います。たまに雑記と称して日々の雑念も放出します。
ただ問題は、ほとんど更新をしないということ。休眠状態を常としている現状ですが、もっと気軽に書けるよう努力してみようかと思ったのも、本日の気の迷いかもしれないです……

コメント、リンク等も何卒御気軽に。

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