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2019-04

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犯人に告ぐ (2007年/日本)

川崎で連続児童殺害事件が発生する。神奈川県警は犯人検挙に全力を投じるが、捜査はやがて行き詰りを見せる。そこで神奈川県警本部長の曾根(石橋凌)は、かつての部下で足柄署の巻島(豊川悦司)を呼び戻す。巻島は、6年前に誘拐事件で犯人を取り逃がし、激しい糾弾を受けた過去を持っていた。巻島は汚名返上のため“劇場型捜査”に乗り出すが......!?

wowowが加熱する顧客獲得競争の新たなる武器として立ち上げた劇場用フィルムレーベル“WOWOW FILMS”が製作した第一弾映画だ。今までもオリジナルの2時間ドラマで高評価を得ていただけに、自信をもって製作したのではないだろうか。
しかしかつての2時間ドラマもそうであったが、有名小説を原作にすると、観客の興味は俄然喚起させられるものの、実際には2時間では到底説得力のある内容を描けず、どうも尻つぼみになっているように感じてしまう。
今回も残念ながらその悪い癖を踏襲してしまったようだ。

フィルム=ノワールを意識した暗い色調で雰囲気は醸し出せているものの、内容は表面をさらったにすぎない。腐りきった2つの組織――警察とマスコミの各々の覇権争い、視聴率獲得競争の様がドロドロと際限なく描かれ、絡み合う過去と現在の連続児童誘拐殺人事件の緊迫感をまるで出すことが出来ず、失敗に終わっている。
そもそも、
―何が正義か。
と云ったテーマはこの物語にそぐわないと思う。巻島もやはり模範的な警察官ではないのだから。

そして、最後に、役者陣の演技が揃って醜悪である。妙に振る舞いが大仰であると云うか、白々しい。多少マシなのは、主演の豊川悦司くらいである――終始格好の良い豊川の姿は、ファンにとっては大満足かもしれない。
兎に角、観ていて気持ちの良い映画ではなく、TVの2時間サスペンスドラマが少し重厚になった程度の印象しか残らなかった。
そんななかでも笹野高史の飄々としたなりに癒しが見出されるのは救いだ。
WOWOW FILMSには次回作に期待したい。

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プロフィール

晋撰堂

Author:晋撰堂
晋撰堂は京極夏彦の京極堂シリーズにかぶれていた頃に命名。
自分の名前にも由来していますが、文化的娯楽作品から気が向いたものを取り上げてレビューを書いていこうと思います。たまに雑記と称して日々の雑念も放出します。
ただ問題は、ほとんど更新をしないということ。休眠状態を常としている現状ですが、もっと気軽に書けるよう努力してみようかと思ったのも、本日の気の迷いかもしれないです……

コメント、リンク等も何卒御気軽に。

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