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2019-04

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【シリーズ】なんか変な映画観ちゃった④「ライフ、アクアティック」 (2005年/米)

「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」のウェス・アンダーソン監督作。
主演は「ロスト・イン・トランスレーション」や「ブロークン・フラワーズ」で最近すっかりアイデンティティを失った中年オヤジ役が板に付いたビル・マーレイ。例に違わず今回も同様の役柄。
脇で疑惑の息子役でオーウェン・ウィルソンが出演。更にアカデミー賞女優のケイト・ブランシェットも雑誌記者役で登場しており、相変わらずの演技達者ぶりを見せ付けてはいるが、本作ではイマイチ影が薄い。
何故ならば見せ場は少ないながらも強烈な個性でウィレム・デフォーが視線を一身に浴びているからだ。W・デフォーと云えば「スパイダーマン」や「二重誘拐」での悪役が常であるが、今回はいじけてみたり、喧嘩を仕掛けてみたり、妙に気負ってみたりと子供のようにコロコロと表情を変え、何だか可愛らしい。

そう、このW・デフォーの存在がどうも気になってしまうのは、当にこの役こそが本作を象徴しているようなものだから道理であろう。
云わば、この映画は“大人のための子供の映画”なのである。
序盤のテンポの悪さを補うのはCGで美しく映し出された海洋生物であり、ドールハウスのような可愛らしい船である。
流石に退屈だった序盤から打って変わって弾けるような終盤もラストにじんわりと感動させるのも未知の生物“ジャガーシャーク”である。

海洋アドベンチャーコメディーと一括りにできないような極めてシュールな映画であり、決して人に薦められるものではないが、妙に心に引っ掛かる映画であった、と云って置こう。


最後に云い忘れてはいけないのは、(実は先に紹介した「マンハッタン殺人ミステリー」にも出演していたのだが)アンジェリカ・ヒューストン様は相も変わらず凛凛しくいらっしゃったと云うこと。
また、デヴィッド・ボウイのカバーナンバーも必聴である。

かつて歴史に輝かしく残るような海洋ドキュメンタリー映画を撮っておきながら、今ではすっかり老け込んでしまい、酷評に晒され続けている海洋探検家のスティーヴ・ズィスー。資金繰りにも苦労する有様だったが幻の“ジャガーシャーク”に殺された盟友の仇を討とうと最後の航海へ乗り出す。しかし妙な仲間は増え、背後には海賊の影が忍び寄っていた......!?
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晋撰堂

Author:晋撰堂
晋撰堂は京極夏彦の京極堂シリーズにかぶれていた頃に命名。
自分の名前にも由来していますが、文化的娯楽作品から気が向いたものを取り上げてレビューを書いていこうと思います。たまに雑記と称して日々の雑念も放出します。
ただ問題は、ほとんど更新をしないということ。休眠状態を常としている現状ですが、もっと気軽に書けるよう努力してみようかと思ったのも、本日の気の迷いかもしれないです……

コメント、リンク等も何卒御気軽に。

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