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2019-04

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マンハッタン殺人ミステリー (1993年/米)

ウディ・アレン――僕の大好きな映画監督を三人挙げるとしたら、この人はその一人として必ず入れなければならない。

神経質なマシンガントークも、目まぐるしいストーリー展開も、小粋なジャズのバックミュージックも、そのアレン流の全てがツボを刺激する。本作もその例に洩れず、またシリアスな面が一切ないこともあって爆笑必至、最高に楽しめる一品に仕上がっている。
アレンのお相手はパートナーの縁を切ったミア・ファローではなく、ダイアン・キートンを再起用している。後に「これは僕自身へのごほうびのような映画だ」と語っているように、アレンにとっては公私に渡って区切りとなった映画なのだろう。

ニューヨークはマンハッタンに住むリプトン夫妻は倦怠期を迎えていた。そんなある日、マンションの隣室に住む老夫婦の夫人が突然死してしまう。しかし妻のキャロルは夫人の死を不審に思い、私立探偵よろしく勝手に調査を開始する。「馬鹿馬鹿しい」と反対ばかりしている夫のラリーも引きずられるように首を突っ込む破目となり......!?

自身の監督作「アニー・ホール」やオーソン・ウェールズの作品へのオマージュに気が付いた人もいるだろうが、そんなものに気が付かずとも十分に楽しめる。それでなくとも犯人と対峙するラストシーンでは“映画”が重要な役割を担っており、アレンの映画に対する愛情の深さが窺い知れる。
コメディやミステリーは、そもそもその舞台から外れたところで内容を語られてしまうと面白さが半減してしまうので、語りたくともこの場で語ることはできないのが口惜しい。
兎に角、妙にハイテンションなキートンと、むしろ抑え気味(?)のアレンの小気味良い会話を御堪能戴きたい。
久しぶりに自信を持って御薦めする映画です!
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御帰りなさいませ。
腹痛にはならずに済んだかな?
まぁ、忙しくなる頃に色々と御話致しましょう。

僕はやっと京極堂シリーズに復帰して日夜部屋に籠って読み耽って居ります。
しかし驚いたことに、京極堂映画第二弾「魍魎の匣」のエンディングテーマを東京事変が担当するそうで、何らかの因縁を感じます。


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「氷の微笑」で知られるバーホーベン監督が久方ぶりに故国で撮った作品。実話に基づいているとのことだが、二転三転するストーリー展開に最後まで緊張感が持続。シナリオがしっかりしている映画は良い! 出演俳優の多くは日本では無名だがオランダでは実力派ばかりというこ

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プロフィール

晋撰堂

Author:晋撰堂
晋撰堂は京極夏彦の京極堂シリーズにかぶれていた頃に命名。
自分の名前にも由来していますが、文化的娯楽作品から気が向いたものを取り上げてレビューを書いていこうと思います。たまに雑記と称して日々の雑念も放出します。
ただ問題は、ほとんど更新をしないということ。休眠状態を常としている現状ですが、もっと気軽に書けるよう努力してみようかと思ったのも、本日の気の迷いかもしれないです……

コメント、リンク等も何卒御気軽に。

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