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2019-04

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「博士の異常な愛情~または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」 (1964年/米)

これを見てまず最初に浮かぶ感想は皆一様に

―題名が長い!!

だろう。
しかしスタンリー・キューブリックが生み出したこの映画を観れば、映画自体が題名以上に衝撃的なものであることをわかって戴けるだろう。

狂った将軍の独断でアメリカはソ連に核攻撃を仕掛けてしまう。しかしソ連には攻撃を受けると同時に発動し、全人類を抹殺する最終的核兵器が待ち受けていた!そこで核投下までになんとか防ごうとソ連大使を特別に招致して大統領以下幹部達は議論するが、どうにも止められそうもない。そんななか、一人の――どうやらヒトラーに傾倒しているらしい――ドイツ系の博士がにこやかに、「自分たち幹部と将来の人類繁栄に貢献できる少数の優秀な人材のみを生き残らせよう!」と自説を披露しだすのだが......


緊張感があって然るべき展開なのにどこか間伸びしたテンポと、それはもうピーター・セラーズの影が霞む程の各キャラクターの濃さ――特に博士等は神経症の如く腕が勝手にヒトラー総督への敬礼ポーズをとってしまいそうになったり――が観客を擽る。そして何より全篇に渡って散りばめられた――この映画自体そうなのだが――ブラックユーモアが絶妙だ。
その意味で「間違い」で呆気なくも世界が破滅に向かってしまうラストは皮肉の極みだろう。


さぁ、あなたも「また晴れた日に合いましょう~♪」と心地の良いメロディアスな曲に乗せて(?)ボンボンと立ち昇る水爆のキノコ雲を見物しませんか?
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晋撰堂

Author:晋撰堂
晋撰堂は京極夏彦の京極堂シリーズにかぶれていた頃に命名。
自分の名前にも由来していますが、文化的娯楽作品から気が向いたものを取り上げてレビューを書いていこうと思います。たまに雑記と称して日々の雑念も放出します。
ただ問題は、ほとんど更新をしないということ。休眠状態を常としている現状ですが、もっと気軽に書けるよう努力してみようかと思ったのも、本日の気の迷いかもしれないです……

コメント、リンク等も何卒御気軽に。

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